暮らしを彩る"素材"の選び方 ── 木・塗り壁・タイルの魅力再発見
住まいづくりを考えるとき、多くの方が間取りや設備に目が向きがちです。
しかし、日々の暮らしの「心地よさ」を左右しているのは、実は素材の選び方です。
床に触れたときの感触、壁がつくる空気感、光を受けて表情を変える質感。
これらは図面やカタログだけでは伝わりにくい部分ですが、完成後の満足度に大きく影響します。
今回は、住まいの質を一段引き上げる木・塗り壁・タイルという3つの素材について、その魅力と使いどころをご紹介します。

木がもたらす、やさしい住環境
無垢材の床や天井は、空間に温もりを与えるだけでなく、調湿作用によって室内環境を整えてくれます。
夏は湿気を吸い、冬は乾燥を和らげるため、エアコンに頼りすぎない快適さが得られるのも特長です。
また、木の節や色味の違いは一つひとつが異なり、均一ではない自然なリズムを生み出します。
使い込むほどに色合いが深まり、家族の時間とともに味わいが増していく。
木は「完成した瞬間がピーク」ではなく、暮らしながら育っていく素材です。

塗り壁がつくる、空気と表情
塗り壁の魅力は、左官職人の手仕事による表情の豊かさにあります。
光の当たり方や時間帯によって陰影が変わり、同じ空間でも印象が大きく異なります。
機能面でも、塗り壁は吸放湿性に優れ、室内の空気を穏やかに整えます。
ビニールクロスにはない質感と落ち着きがあり、ナチュラル、和モダン、北欧テイストなど、幅広いデザインに調和します。
「ただ仕上げる壁」ではなく、空間の質を高める要素として選ばれる素材です。

タイルで加える、印象とアクセント
キッチンや洗面などの水まわりにタイルを取り入れることで、空間の完成度は大きく変わります。
色・形・貼り方の組み合わせ次第で、控えめにも大胆にも表現できるのがタイルの強みです。
小さな面積でも効果が高く、視線が集まるポイントに使うことで、住まい全体の印象を引き締めます。
耐久性や清掃性にも優れており、実用性とデザイン性を両立できる素材と言えるでしょう。
素材選びは、暮らしへの投資
素材は単なる装飾ではありません。
触感、空気、経年変化まで含めて、日常を形づくる重要な要素です。
どこに使い、どこを抑えるか。
性能と意匠のバランスを見極めることで、無理なく、長く満足できる住まいになります。
櫻井工務店では、設計と施工の両面から素材を見極め、暮らしに合ったご提案を行っています。
自然素材の心地よさを、ぜひ住まいづくりに取り入れてみてください。
ご相談お待ちしております。
